レックスリート

 今まで、黒色の鏡面と白色の鏡面を作ってみて、両者の勝手の違いが分かりました。
 白い鏡面は(マンションやら新築家具などの補修は、ほとんど白系です)、傷が目立ちにくく、比較的直しやすいです。が、塗装するとき入るホコリが目立ちやすく、ホコリをきっちりとるのに神経を使います。
 逆に黒い鏡面は、ホコリは目立たないのですが、形がくっきり見えてしまうので、下地作りがかなりシビアです。
 前回は、ポリパテ、エポパテ、バーンスティック、ラッカーパテを使用して実験しました。
 凹みや擦り傷は直るのですが、下地の木までえぐれている傷のキワが、ある角度にすると見えてくるのです。
 正面からは分からないですが、光に照らして斜めから見ると分かってしまいます。どの角度から見ても傷を分からなくするのがプロというもの!
 黒い鏡面こそ、鏡面のボスキャラ! 
 そこで今日は、一から黒い鏡面を作ろうと思いました。


まずは段差をとるために、サンダーをかけます。

ざっくり平らになりました。

ハンズで購入した、ラッカーグレーサーフェイサーを吹きました。

今日は、自分では買えない、高価なポリパテ、レックスリートをTさんからいただいたので、試しに使います。

穴を2つ掘り、黒い接着剤とレックスリートのクリヤで実験!

そもそも黄色っぽいので、厚く入れると随分黄色ですが、下地が見えて、透明なのは確かです。前回の実験のときに、ハードやらスティックなどの補修剤はサフ吹きや、ウレタン塗装時に溶けてしまうので、クリアのハードの代わりに使えると思いました。
切削感は接着剤と近い感触で、削るのが大変です。

いったん黒いラッカー塗料をひと膜作りました。

キワが見えるところに、レックスリートを薄づけにしました。
接着剤やレックスリートは薄くもっていくのがコツか?

楽に削れました。

最終的に黒いラッカーを塗装して、今日は終了です。