ミリプット・エポキシパテとミリプット・エポキシパテ・グレードS

mani-ken2007-05-15

 ミリプット・エポキシパテとミリプット・エポキシパテ・グレードSは似たタイプのエポキシパテです。どちらも2〜3時間で硬化します。
 練ったときの感じはセメダインの木パテや金属パテのような感じで、主剤が手にくっつきますが、それほど硬くなく練りやすいです。
 このエポキシパテの最大の特徴は水をつけると溶けて、まるで石粉粘土のラドールように硬化したほかの素材に見事に同化することだと思います。
 他のセメダインの木パテやら、ウェーブ軽量パテなどはキワをこれほど一体化させることはできません。


 似たもの同士といっても、その名の通りグレードSはミリプットよりレベルが高いエポキシパテです。粒子が細かくなっている分、コシもミリプットよりあって、粘着力も多少アップしてる感があります。
 そしてなにより美しい白さ! 磨くとツルツルになるので、瞳の白目部分に使っています。
 前に使っていたジャックスのルナクレイ・マーブルという陶磁器のような質感の粘土に酷似しています。多少、ミリプットより粘りのある感じで、グレースカルピーにちょっとだけプレモを混ぜたような仕上がり。ニューファンドにも似てるし、よーく磨くとポリパテの“すべすべ”にも似てる気がします。
 でも、1312円と高めなので、要所要所、白さが必要なところでちびちび使ってます(ケチですね)


 その点、ミリプットは787円とリーズナブル! 色はオリーブグリーンがかった灰色。グレードSより多少イヤな臭いがありますが、安さには勝てません(笑)。
 ポリパテをバンバン使っている人にとっては無臭に近いのかもしれませんが、私はどうも長い間使っていると頭が痛くなってしまいます。個人的に苦手な種類の臭いなんでしょうね。過敏なワタシ的には、ヤギの小屋に入っているような気分。肉食動物のフンのように強烈な臭いではないのだけれど、ほのかに香ってくるような感じの臭いなのです。勝手なこと言ってメーカーさんすみません=^_^=
 でも、エポキシの中ではダントツに安いので、これからもずーっと使っていくと思います。細かい作りこみには軽量パテを使うことが多いですが、盛り上るには同化のよいミリプットが最適ですから!
 硬化後の掘削感は、グレースカルピーを高温で焼きすぎたような、馬パテほどガチガチではないものの、柔軟性がなくカチカチに固まります。なので、柔らかなウェーブエポキシパテ軽量タイプのようにザクザクとは掘削できませんが、よーく研いだ彫刻刀などで、シャープで細かい掘削が可能かと思います。私の場合、盛り上げるところにしか使ってないのでペーパーが気持ちよくかかればそれで満足。そんなわけで余りつっこんだ掘削感については分かりませんヽ('ー`)ノ 
 硬化前はボソボソとしたパテですが、水をつけてなでた表面はツルツルして、木パテのような目の粗さがなく、プラスチック的に仕上がりますよo(^−^)o


http://d.hatena.ne.jp/mani-ken/20070503
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