木製人形の補修
同居人がコレクションしてるキャラクターの木製の人形。ハンドペイントでひとつひとつ顔が違うんですが、汚れが多い商品で、お友だちが買ったやつは顔に大きなキズ?があるということで、まとめて直すことになりました。
修理前。ほかの人形の色が移っていたり、塗装がハゲていたり。
いちばんの問題はこれです。顔の真ん中に線が入っていて、持ち主いわく「カトちゃんペ」!
手の線が消えかかっています。
色がついちゃってます。
手はもともとあきらかにペンで描いているので、ちょうどいい色と太さの油性ペンさえあれば簡単に直ったんですが、持っているペンが太すぎたり、水性で定着しなかったり。
基本的にマットな色合いなので、アクリルガッシュで補修することにしました。
ムーミンのボディの水色は、なかなか合わせづらい色です。
色が落ちているところは筆でタッチアップしてから、エアブラシで軽く吹きました。
顔の汚れはニスの下に色がついていたので、空研ぎペーパーで軽く削り、線を描き直しました。ムーミンの手は、結局太いペンしか定着しないので、太い線の手を描いてから筆で周囲を消して細くしたのですが、下地がムラになってしまいました。
ベースの色ムラが気になったので、手の線に液状のマスキングを塗って、エアブラシを吹いたのですが、マスキングが上手く剥がれず! 手の線がワジワジになってしまいました。結局またまた太いペンで書き直したので、しかたなく太いままの手になってしまいました。色も元の色よりはバイオレットが強いのですが、ちょうどよいペンがなかったのです…ごめんなさい(泣)
ニス。水性ペンの目止めに使いましたが、結局にじんでしまいました。水性ペン使えない奴め〜!
クリヤラッカー。仕上げにエアブラシで吹きました。
手がちょっとくっきりしすぎたので、このあとボディの水色を、エアブラシで軽く吹き、少し薄めに押さえました。
大きいほうのはほとんど汚れで、メラミンスポンジでこすったらきれいになりました。
画像追加。手は最終的にこんな感じになりました。ああ、ちょうどいいペンさえあればー。