中毒

 一昨日でしたか、北野武監督がTVで、「アキレスと亀」について説明をしていました。「芸術というドラッグのようなものにとりつかれた男が、周りをどんどん不幸にする」という話をしていたのを聞いて、ちょっと興味が沸きました。
 私も一応、美大に行ったので、美術史やら芸術やらについてひと通り勉強をしたのですが、学べば学ぶほど芸術やらアートといったものに対して苦手意識が大きくなったものでした。なるべくそれらから離れて暮らそうと思ったのですが、それでもパウル・クレーが大好きだし、イタリアでボッティチェリの「春」を見たときの感動に勝るものがあるのか?と考えると、やっぱり芸術って素晴らしいな〜とも思います。
 ともあれ、確かに芸術って中毒性があるよな〜と監督の言葉に感心したのでした。