エポキシパテ比較3

 ワニの腹側の鱗の盛り付けに、エポキシパテを使用しました。グレー調で統一させるため、いろいろなエポキシパテに、黒い色粉を混ぜて盛り付けしてみました。



 左からミリプット、グレードS、ウェーブエポキシパテ軽量グレータイプ、Mr.軽量エポキシパテ、エポレジンプロ、タミヤエポキシパテ速硬化タイプ


 ミリプットやグレードSは形をヘラで出すというより、盛り上げに向いたパテと自分勝手に判断しました。粘度がやわらかくて、鱗のラインがシャープに出せず。でも、水に溶け、同化にすぐれているし、硬化後のヤスリがけが非常に良いので、丸いラインの造形にいいかも。ミリプットは元の色が濃すぎるし、逆にグレードSは白すぎて、ちょうど良いグレーにならなかったです。

 ウェーブエポキシパテ軽量グレータイプは、色はそのままでOKなのですが、鱗の硬質感を出すには、柔らかめのパテなので向いておらず。キワの同化もあんまりよくないです。硬化後の切削感は木パテのようにサクサクというよりか、プラスチックっぽい素材感。でも柔らかいので力を入れずにどんどん切れます。

 Mr.軽量エポキシパテは以前も述べましたが、使用感はほとんどウェーブのエポキシパテ軽量タイプと変わらないです。ただし硬化後の切削感が木パテに近くて、サクサク、ゴリゴリ削り心地はとってもいいです。でも色が結構濃いので、欲しいグレー色にはなりませんでした。

 エポレジンプロはちょっと柔らかすぎました。鱗には不向き。臭いも他に比べてかなりキツイです。この柔らかさと水に溶ける同化のよさをいかすには、エポキシパテとポリパテの中間的な感覚で使うのがよいかも?

 タミヤエポキシパテ速硬化タイプ。尾っぽの裏側はほとんどこれで盛り付けました。黄色が強すぎて、上手いことベースに近いグレーにはならなかったけど、つるっとして、硬質な感じがワニの裏の鱗っぽいです。ヘラでのライン出しもシャープだし、食いつきもいいのですが、硬化後のヤスリがけが粘りすぎてスムーズにいかないです。
 


上段ねんどパテ、下段Mr.強力パテ


 上で述べたパテよりこの2種類が、黒を混ぜたときのグレーの色合いもよく、シャープな形出しができて食いつきもまあまあです。
以前ねんどパテは水に溶けるタイプに入れてましたが、ミリプットを基準にすると、多少しか溶けませんので(溶けるというか、のびる感じ)撤回します。

 Mr.強力パテは私のお気に入りの馬パテに良く似た使用感です。形がとりやすくて、食いつきも良好!質感はタミヤエポキシパテのようにツルっとして硬質な感じです。