石粉粘土比較

 ついでに、石粉粘土比較の話を少し。詳細、最新版ですよ〜。(今後、軽量粘土、樹脂粘土、パテなども詳しく解説していきたいと思ってます!!)
 固まると頑丈になる、薄く延ばせるタイプの石粉粘土は、ファンドシリーズ、マイネッタシリーズ、クラフティ、シルククレイ等があって、それぞれメーカーが違います。


http://d.hatena.ne.jp/mani-ken/20070415
↑こちらに各粘土のパッケージをまとめて撮った写真があります。

  • アートクレイ(ニューファンド、ファンド、メルファンド、ファンドソフトタイプ)

 あくまでも私の独断ですが、一番頑丈なのがファンド。ファンドよりニューファンドの方が白くて、目が細かい気がします。が、食いつき加減や掘削はファンドの方が好みです。ペーパーを当てるとニューファンドはツルッとした感じで、ファンドの方がザクザクと思ったように削れます。ファンドにはほかにも、ソフトタイプ(べちゃべちゃしててあまり好きじゃないです)や、軽量粘土の中では少々重みのあるメルファンド(なんだか食いつきが悪かったような)があります。

  • 信和サービス(マイネッタ、マイネッタプロ、マイネッタソフト)

 マイネッタはほとんどファンドと変わらないように思いますが、どっちかというとファンドよりは紙っぽい? 延ばした時の薄さはピカイチです。ペラペラに延びます(ただし、どの石粉粘土も、延ばすことはできますが、乾燥時に縒れるというか、多少、変形はします)。マイネッタプロは粘度の高さが一番! クタクタしません。が、固いので指の力に自信のない方にはオススメできないかな。マイネッタソフトは柔らかくて、キメが細かいです。でも、細密な形を作るには柔らかすぎるので、私は試しただけで作品には使ってません。

  • パジコ(ラドール、アーチスタフォルモ、クラフティ)

 盛り付け用の柔らかい粘土には、もっぱらパジコのラドールを使ってます。同じパジコからリーズナブルなアーチスタフォルモが出ていますが、目の細かさやサクサクとカッターで削れる感じ、食いつきの良さで私はラドールを選択してます。クラフティは他の粘土と一味違い、かなり紙っぽいため、掘削も他のものより楽ですが、食いつきが悪い気がします。延ばすといい風合いが出ますし、水をいっぱい含ませてねるとブニブニして面白いです。練ゴムみたい〜。

  • CEC(シルククレイ)

 シルククレイは安いのですが、他より荒いし、紙っぽいので、下地に使用することが多いです。


 うっ、すっかり話が逸れてしまいました(汗)。前にも書きましたが、粘土はかなりの種類を試して、感触や乾燥後の質感、作業のしやすさなどを比較してみました。
 削り、ヤスリの道具話は明日以降に続きます♪