大理石の補修

大分肩の具合が良くなってきたので、石磨き練習に終止符をうつべく大理石磨きに挑戦。
御影石とちがって大理石の方はすこぶる簡単に磨けました。
アケミを埋めたあと、大理石は御影石より柔らかい感じなので、削りすぎないよう240番のサンドペーパーを手作業であて、ダイヤモンドパット400、800、1500の3行程でひかりました。
ついでに人工大理石の補修にもチャレンジ。
こちらは透明感のある白を出すためにUVパテに着色剤(宝石の雫)を入れ、紫外線をあてて硬化。
手磨きで240番をあてて平らにし、600番で周囲となじませるという2工程。
作業時間トータル20分くらいで補修しました。
御影石の磨きには2〜3時間かかっていたので、拍子抜けしましたが、どの石の補修も補修材と石の光り方に微妙なズレがあって、まだまだ補修できたとはいえませんね。
といっても今の会社では石の補修は全くないので、何のための練習なんだか…。


アケミにグレーの色を混ぜて埋めました

240のサンドペーパーで削り、表面が荒れました

こちらもペーパーをあてました。

ダイアモンドパット3行程でひかりました



傷をつけました

UVパテを埋めました

紫外線を当てます

サンドペーパー、240番、600番をあてました

石 補修材

mani-ken2016-11-14


夏休みを終えてから、自作絵本制作の方はひたすらのキノコもどき作りが続き。
10月は休みがあると、そのほとんどを御影石の補修練習に費やしました。
補修屋になって20年以上になり、木部、アルミサッシ、鉄部の補修が身についたので、最後に石の補修もなんとかしたいと思ったのです。
(ステンレスの溶接補修とダイノックシート貼りは手を出すのをあきらめました。溶接免許もないし、シート貼りは何度かやってみたのですが、思い切りの悪い私は全くセンスがなかったです。)

以前セラミックタイルを磨けるようになりましたが、その後の現場ではいつも時間がないので、石やタイルは磨かずに、近い色の樹脂を埋めて平らにしたらツヤはあってないけど、そこで終りにしていました。
しかし、ツヤも合わせたい!!
ということで、まずは磨きだけをダイヤモンドパッドで100番から順々に番手をあげて御影石を磨いたところ、これは簡単に磨けました。
が、その後傷をつけて、石の補修材テナックスソリッドを埋めて磨いたところ、磨けるものの、補修剤が取れてしまうのです。
そこで、黒い接着剤やUVパテなども使って何度も磨きをしましたが、どれも補修個所が取れてしまいました。
補修材の強度が弱いのか?と思い、石を象嵌して磨いたり、補修材に石粉を混ぜて磨いたりしましたが、やはり取れてしまいました。
最終手段だ!と奮発してアケミLスペシャルとアケミホワイトを購入してみました。
試してみると、下の写真のように、一回目は取れてしまいましたが、何回かやり直しているうちに、加減をすればなんとか取れずに磨けそうになってきました。が、毎週末一日8時間以上ポリッシャーを回していたため、肩を痛めて休養せざるをえなくなり中断です。
他の素材も磨き加減で取れずに磨けるのではないかと思います。


アケミLスペシャ


アケミホワイト


テナックスソリッド




アケミLスペシャルを2か所に埋めました

200から300くらいで削りました

500から800くらいで磨きました

1000から2000くらいで磨きました

3000からバフで磨きました

コンパウンドで磨きました


近くでみると石の補修材を埋めたところが取れているのがわかります。

バイス

mani-ken2016-07-31


理想の職場を求めて2012年から転職をすること8回…。
今年もまた6月から新しい会社に入り、新しいハウスメーカーさんのもと、新しい建材と格闘して大分慣れてきました。
私の願いはシンプルで、週3回(できれば決まった曜日)の仕事と、職人としてのある程度の人工をいただきたい!
なのですが、規則正しく週3回の仕事を供給できるのは大手の会社で、給料面で融通がきかない…。
こじんまりした会社では給料面では融通がきくものの、職人の人数が少ないので忙しくなるとフル稼働。
暇になるとスカスカ…。
補修という仕事を1994年からしているので、この仕事はそういうものだとは分かってはいるのですが、それでも理想を求めて転職し続けました!
結果、ついに条件に見合う会社に出会うことが出来て、これから生活のリズムができそうです。
随分時間がかかってしまいましたが、転職の日々は大変勉強になりました。
室内の木部には家具塗装の技術が必要で、外部の鉄部には板金屋さんに近い技術が必要で、この4年間製作を怠けて補修の研究ばかりに時間を使ってしまいました。

しかし、今度こそリアルアニマル製作と自作絵本制作を補修の仕事と両立して行きたいと望んでいます!
そこで考えてのは、自作絵本の中にリアルアニマルを登場させようという、安直な思い付き。
これぞ一石二鳥!
さっそくニャンコの台座に自作絵本の風景を合体させようと、制作開始しました。
キノコのようなものが台座になる予定
そして、ワンコの方は目玉を入れるためにドリルで頭に穴をあけました。
以前使用していたバイスが、テーブルの厚さに合わなくなって使用できなくなったので、新しいバイスを導入しました。

繁忙期が終って…

mani-ken2016-04-23

[ツール]オービルサンダー

暇だ暇だとぼやいていたら、2月3月と急に忙しくなり、無事繁忙期を過ごすことができました!
4月に入って暇になり、さっそくリアルアニマル製作を開始しようとして、ふとワンフェスの申し込みをすることを忘れていたことに気づきました!!
時すでに遅し…。
丁度3月の忙しいときにディーラー申し込みの締め切りだったとは…、うっかりしました。
結局このブログを始めて10年、補修とリアルアニマル製作と自作絵本の制作の3つをバランスよくこなしたいという願望を実現することができませんでした。
私のような単細胞には、あれこれこなせないということが、ようやく自覚できました(泣)。
そんなわけで、生活をささえている補修はそれなりに頑張っていこうと思い、最近大きい面の塗装がふえたので、オービルサンダーを購入してみました。
防塵機能を高めるため、古い掃除機にダクトホースをつなげて接続しました。
試しに稼働してみましたが、全く粉塵が出ず、とっても満足しています。
そして今週から仕事のないは自作絵本制作を開始しよう!としたところ、風邪をひいてしまいました(とほほ)。
早く元気になって制作したいなぁ〜〜〜

フィンランドへ

昨年の暮れ前から仕事がない!と会社から通達をうけ、予想以上に仕事がきれてしまって困ったなぁ〜とぼやいていました。
すると同居人が、昨年入院時に世話してもらったのでお礼がしたいと、な、何度目だ?のフィンランド旅行に連れて行ってくれました。
繁忙期に仕事が入らず焦っているのに、いいのか?と思いつつ、年明け早々から行ってきてしまいました。
3度目のオーロラハンティングですが、毎度カメラの設定を忘れてうまく写真がとれません(アホです)
今回も初日にすっごいオーロラがでたのですが、フォーカスをAFからMFにするやり方をすっかり忘れてシャッターがおりず。
なんとかカメラを設定出来たころには、しょぼいオーロラしかでてくれませんでした(涙)




PA2000VH

2015年は補修道具の変更に伴い、自宅練習や改造に時間を取られてしまい、製作の方がおろそかになってしまいました。
ブログを初めて以来、一番製作をサボった年だったような気がします。
でも、今度こそコンプレッサーの空気が足りない問題が解決しました!
2000年以降小さなエアブラシ用のいろんなコンプレッサーを点々使用してきましたが、結局口径0.5mmまでしか満足に吹けず、ずっと不満を感じていました。
そこで一昨年にワグナーを導入しましたが、これが大型すぎて厚塗りタイプ。
パターン幅や塗料の出す量を調節すると霧が不安定になりがちで、あまりボカシ塗装には向かないようなのです。
(大きい面や、ブロック塗装で厚い塗装面を作りたいときには最適なんですが)
レンジフードや幅広のサッシの水切りなどメタリックの物で、部分的にペラっと薄くボカシ塗装したいときには、広めのパターン幅の霧の細かいタイプのスプレーガンを使いたいのです!
その際ずっと空気量の足りなさに悶々としておりました、2013年に購入したコンプレッサーE8005はLPH-50や美粧ミニが0.15mpa以上で吹けるものの、極みミニになるとギリギリ0.1mpaで、それ以上の圧力では吹けません。
そしてついに!15年間の悩みに終止符を打つべく日立のコンプレッサーPA2000VHを昨年購入しました!
昨年は家にあるもので塗装練習を重ね、今年は現場デビューさせたいと思っています。
繁忙期が楽しみ♪



塗装練習のためゴミ箱の色を変えてみました。


毎年自宅の洗面の塗装を塗りなおす作業で練習!
(*私は木部全般とアルミサッシ、鉄部の補修が専門なので、陶器・ステンレス・ホーロー、メッキなどで、特に水回りの補修は仕事ではしていません。なので毎年ウレタン塗装していました。しかし、剥がれる、カビるで1年補修がもちません。
ちゃんと直すには上記の素材(メッキを除く)の場合、サンディングではダメで、薬品による目荒らし<エッチング処理>や専用のプライマー、上塗りには無機ガラス塗料<メッキ調塗料にはプラッカ>などの特殊塗料が必要で、材料がとても高い!!!というわけで毎年その場しのぎの補修をしています)